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忘却の彼方

インクブルーのひとりごと

電車に乗ろう!

きっぷ

先日、IRいしかわ鉄道からICOCA導入に関するお知らせが発表された。

ICカード乗車券「ICOCA」サービス開始のお知らせ | IRいしかわ鉄道株式会社

これと同時に、北陸地方では北陸本線大聖寺〜あいの風とやま鉄道越中宮崎間と城端線高岡〜新高岡間でICカードの利用が可能になる。新潟行きの新幹線に乗って越後湯沢で乗り換え、何時間も特急に乗ってたどり着くと有人改札が待ち受けるあの光景が消えたのは、つい3年前のことである。隔世の感ありといった趣きだが、世の中の進歩を思い知らされる。(ついでに北鉄バスと地鉄バスも共通IC導入してください便利なので。)


さて、ICカードが普及した都会*1では、鉄道を普段使いするときにきっぷを買う機会はまずなくなる。JR、私鉄問わずに利用でき、チャージさえ残っていればすぐに改札を抜けることができる。いちいちきっぷを買う必要がないので、大変便利である。老若男女問わず、多くの人がICカードを利用している。

一方で、都市圏を離れればICカードを使えなくなる。ICカードを使えなければ、紙のきっぷを買う必要が出てくる。*2 また、新幹線を利用する場合もきっぷが必要だ。遠出をするときにはほぼ必ず紙のきっぷが必要になると言っても過言ではないだろう。


では、旅行の際にどのきっぷを手配すればいいのか、皆さんはすぐに思い浮かべることができるだろうか。

きっぷ*3は、「乗車券」と「料金券」に大別することができる。乗車券とは、券面に出発駅と目的地の駅が印字されているきっぷである。
例) 大宮 → 前橋
また、値段によって乗車区間が示されているものもある。
例) 大宮 ▶︎ 320円区間
この「乗車券」は、旅客の輸送に関する契約である。つまり、「××駅から△△駅までは〇〇円必要です」という、移動することへの対価を支払ったことを表している。鉄道を一区間でも利用するときには必ず必要で、先述のICカード乗車券や定期券、回数券、フリーきっぷも「乗車券」に含めることができる。

一方で、「料金券」は急行列車や指定席、グリーン車、寝台といった設備やサービスに対する対価を表したものである。別途料金が必要な列車、設備を利用する場合には、料金券を購入しなければならない。また、料金券だけでは列車に乗ることはできず、乗車券(またはこれに相当するもの)と併用する。フリーきっぷや回数券の中には、乗車券と料金券の要素を兼ね備えるものもある。

乗車券と料金券といった「きっぷ」を総称して「乗車券類」という。利用する列車・設備に対して必要な乗車券類を購入することで、ようやく旅行に出ることができるのだ。


ちなみに、乗車券類の発売は利用日の1ヶ月前の朝10時である。座席指定の場合は、利用する列車が始発駅を発車する日の1ヶ月の朝10時となる。寝台特急やSLなどの人気列車では、謂わゆる「10時打ち」が繰り広げられることもしばしばだ。特に、お盆や年末年始では、新幹線などの指定席は直前にはほとんど満席となるので、発売開始後すぐにでも購入する必要が出てくる。学校では教えてもらえないし、時刻表にもピンクのページに素っ気なく書いてあるだけだが、実は多くの人が知らない重要事項なのではないだろうか。また、駅窓口と同様に、えきねっとなどのインターネットサービスも朝10時から発売を開始する。駅へ直接行けない、、、という方はこちらも試してみてはいかがだろうか。



今回は乗車券類の種類として「乗車券」と「料金券」を取り上げた。次回は種類が多い料金券について書きたいと思います。(あくまで予定です)

*1:この定義だと、鳥取や島根も「都会」である。

*2:無人駅の場合は車内精算や着駅精算の場合もある。

*3:断りがない限り、JRのきっぷについて述べることとする。