忘却の彼方

きっぷの話、など

大久保駅発行 往復乗車券

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 大久保駅V1発行の往復乗車券です。川越線東北本線IGRいわて銀河鉄道線・青い森鉄道線奥羽本線経由、有効期間は12日間です。

 

中央線大久保駅にはみどりの窓口がありませんが、改札の係員さんに声をかければ学割等の割引乗車券を発行してくれます。熱転写式のMV35が北口に設置されていましたが、現在では感熱式のものになっています。

マルス、POSのプリンターが感熱式に統一されてからは、貴重な熱転写割引券の発行場所でした。

 

 

IGRいわて銀河鉄道青い森鉄道はJR各線との通過連絡運輸が設定されています。川越-盛岡間の521.1kmと青森-大館間の81.6kmを合算した602.7km分がJR線の運賃となり、601kmを超えるため往復割引が適用されます。今回は学割証(学校学生生徒旅客運賃割引証)を使用し、学割も適用されています。

また、青い森鉄道線目時-青森間は121.9kmで、こちらにも学割が適用されています。

 

 

 

運賃の計算方ですが、学割(2割引)→復割(1割引)の順に計算します。

割引計算後の端数は、JR線では切り捨て、青い森鉄道線では切り上げなので注意が必要です。

 

学割

JR線  9,610*0.8=7688 切り捨てて 7,680
青い森 3,120*0.8=2496 切り上げて 2,500
IGR    非適用           2,360

 
会社線合計:2,500+2,360=4,860

 

往復割引

JR線  7,680*0.9=6912 切り捨てて 6,910
会社線     非適用        4,860

合計:6,910+4,860=11,770

 

往復運賃は片道の2倍なので
11,770*2=23,540

∴¥23,540

 

 

往復割引では[復割]、学割では[学割][社学割](会社線)が印字されますが、今回のきっぷではすべて適用されているので[鉄社復学割]と印字されています。

 

 

 

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こちらがかえり券。

 

青森からの列車が大雨で抑止され、八戸で接続を切られたのが思い出です……

 

 

結局、盛岡までは別で乗車券と特急券を買いましたが、その話はまた次回で。